多摩区・麻生区 教育
公開日:2025.07.11
よみがえる50年前の記憶
西生田小でカプセル開封
今年創立150周年を迎えた西生田小学校(麻生区細山)で7月5日、50年前に敷地内に埋めたタイムカプセルが開封された。同日、中に入っていた「宝物」の受け渡しが体育館で行われ、多くの卒業生らが思い出の品々を手に、過ぎし日を懐かしんだ。
カプセルは同校が創立100周年を迎えた際、当時在籍していた児童や教職員らの絵や作文、書、工作などを詰め、地域有志の協力で正門脇の地中に埋められた。地上には50年後にカプセルを掘り起こすことを記した石碑が設置された。
事前に掘り出したカプセルを当日朝に開封。樋口彰校長らが中身を取り出した。入っていた品は体育館に並べられ、その日の午後、当時の在校生らが受け取りに訪れた。
体育館で行われたセレモニーでは当時6年生で創立100周年の式典で児童を代表して作文を読んだ佐藤絵里さんが、「児童数が多い時期で、校庭の半分がプレハブ校舎で埋まっていた」などとスピーチ。会場を訪れた人々は再会を喜び、自身の作品を手に取って思い出話に花を咲かせていた。6年生だった鈴木由美子さんは「当時の学級係などの表を見て記憶が戻った。楽しく生きてこられていますと昔の自分に伝えたい」と笑顔を見せた。教員として6年を担任していた片桐文雄さん(75)は「子どもたちには自分の好きな表現を選ばせて入れたのでは。見ていると記憶がよみがえってくる」と述べた。
樋口校長は、「蓋を取った瞬間に50年前の子どもたちの思いが伝わってきた。何より保管状態が素晴らしかった」と感慨深げに語った。
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