多摩区・麻生区 意見広告
公開日:2025.08.22
連載122
酷暑と子どもの健全育成を考えませんか
みらい川崎市議会議員団 こば りか子
私が子どもの頃は、気温が30度を超えるとニュースになっていました。ところが昨今は、35度以上の猛暑日が当たり前になり、地域によっては40度に迫る気温が続いています。こうした環境下でも野球やサッカー等子どものスポーツは炎天下でやるしかないのが現状です。
先般、スポーツを通じて子どもの健全育成に携わり指導されている方から「校庭の利用時間の拡大」を相談されました。体育館も含め学校施設の開放時間は平日18時〜21時、土日・休日・長期休業期間は9時〜21時を基本としています。校庭は近隣への配慮等により、概ね9時から17時となっていますが地域との調整の中で変更が可能とされています。昨今の酷暑で12時から14時は指導する側も子どもも野球やサッカーなど激しいスポーツを行うには厳しい環境です。私の息子も、かつて少年野球をしていた時に紫外線アレルギーを発症し、日差しを浴びていた顔と腕が赤黒く腫れ上がってしまったことがあります。相談を受けて調べたところ本市でも利用時間を変更している学校が表の通り、複数あることが分かりました。
最近は、滑り台やブランコなど公園遊具で火傷する事案が生じる時代です。遊園地なども閉園時間を延長し、夜に子どもを遊ばせる場面も増えています。学校施設、とりわけ校庭の場合は、音の影響など立地する周辺住民の皆様のご理解をいただくことが重要ですが、今も昔も子どもの健全育成の取組は重要です。昔ながらの常識で考えるのではなく、環境変化とニーズに合わせ柔軟に対応できる社会になることを願います。
みらい川崎市議会議員団 木庭理香子
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TEL:044-299-7360
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