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多摩区・麻生区 人物風土記

公開日:2025.09.19

(一社)神奈川県サッカー協会の5代目会長を務める
河野 雅道さん
藤沢市在住 66歳

サッカー愛で協会牽引

 ○…幼児から学生そしてシニアまで、幅広い年齢層の選手の競技支援を行う県サッカー協会。フットサルも含め約5万5千人の選手が登録する団体の会長に、このほど就任した。シニア選手層の増加を受け、「純粋にサッカーを楽しみたいという人も増えているのでは」と推察。そのためにも「支える側の人も増やして活動を充実させたい」と目標を語る。

 ○…協会歴は、22歳で高校の教員としてサッカー部に携わるようになってから40年余り。教員を定年退職した6年前までは二足のわらじで。大会運営の他、審判や選抜選手を育成するトレセンコーチなど幅広い分野で活動した。2002年の高知国体では代表監督も務めた。定年後は専務理事として対外窓口の激務をこなした。これもサッカーへの恩返し。

 ○…山口県出身。高校生からサッカーを本格的に始め、指導者になりたいと、大学入学に合わせ上京。卒業後は大学サッカー部の先輩が教鞭をとる神奈川県で教員になることを選んだ。初任は開校から歴史が浅い大清水高校(現・藤沢清流高校)。若い高校に赴任したことが気持ちに火を着け、「教え子たちを優勝に導く。それまでは地元に帰らない」と意気込んだ。「結局優勝できず、そのまま定年まで神奈川にいることになった」。これもまた「運命」。

 ○…現在は数十年ぶりにプレイヤーとして、教え子たちと同じシニアチームでボールを追う。最近の試合では「人生初のイエローカードをもらった」と笑う。「教え子たちに負けないという気持ちで切磋琢磨している」とも。目指すのは生涯スポーツと選手育成の両面を担う日常にサッカーがある環境づくり。そのために、今までの経験や長年の人脈を通じて県全体の活性化を誓う。

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