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多摩区・麻生区 教育

公開日:2025.09.26

麻生総合高校
「3学年で」最後の文化祭
新たな一歩 つなぐ

  • 実行委員長の木村さん(左)と副委員長の藤岡さん

 県立麻生総合高校(麻生区片平)で9月5日と6日、3学年が揃う最後の文化祭が開催された。

 横浜市の県立田奈高校との統合・再編で新設校の開校が決まっており、同校では次年度以降の新入生の募集を停止した。「この校舎で、3学年で文化祭を作ることができるのは今回が最後。皆に楽しんでほしかった」と話すのは、実行委員長を務めた木村蘭さん(3年)。クラスメイトで副委員長の藤岡璃莉果さんと共に、中心となって準備を進めてきた。

 「文化祭で絆を深めてほしい」と、クラスごとに行う企画では「コンセプトを大事に」というテーマを設け、スライドを作り全校生徒に説明した。「先生からではなく、生徒である自分から発信することで響くものもある。伝え方はすごく考えた」と木村さん。当日は、各クラスで「ホラー」や「平成レトロ」などコンセプトを決めた模擬店やゲーム、縁日などが出揃い、楽しむ生徒たちの姿が見られた。「地域の方に恩返しを」と、園芸同好会では栽培した野菜を使ったラーメンを販売するなど趣向を凝らした企画が並んだ。

 「年々人数が減ってしまうので、特に1年生には思いきり楽しんでほしかった」と藤岡さん。木村さんは「その代にしかできないことがきっとある。新しい形を見つけてほしい」と後輩にエールを送った。文化祭担当の上島礼子教諭は「来年以降の開催の形も皆で考えていきたい」と話した。

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