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多摩区・麻生区 社会

公開日:2025.12.26

多摩区車座集会
大学と地域の連携を議論
教員や学生ら 市長と対話

  • 意見を出し合う参加者=多摩区提供

 市政の課題解決に向けて市民と福田紀彦市長が直接対話する「車座集会」の第77回が11月30日、専修大学サテライトキャンパス(多摩区登戸)で開かれた。

 各区を順に巡る車座集会。多摩区では、今年2月に多摩区保育・子育て総合支援センターで「地域でみまもる子育てしやすいまちづくり」をテーマに行われた第73回以来の開催となった。

 今回のテーマは「3大学と地域がつながるまちづくり」。多摩区と、同区にゆかりのある専修・明治・日本女子の3大学は、2005年に知的資源と地域社会の連携に向けた協定を結び、20年間にわたり連携した取り組みを進めてきた。その中で見えてきた課題をふまえ、現状に合わせて連携手法に磨きをかけるため、3大学の教職員や学生、多摩区ソーシャルデザインセンター(SDC)のメンバーら22人が参加し議論を交わした。

 ワークショップでは「大学と地域の連携」「3大学同士の連携」について話し合い、市長とも意見を交換。主な意見やアイデアとして、3大学の教員が共同で多摩区をフィールドとした授業や研究を行い、学生は区内で活動などをすることで単位が取れる「多摩学研究教育センター(仮)」をつくる、3大学の施設を共有する、SDCが主催するイベント「登戸・たまがわマルシェ」に3大学連携のブースを出店するなど相互交流を図る、研究や卒論の発表などをSDCの活動報告会で実施する、などといったものが挙げられた。

 福田市長は「多摩学」のような仕組みづくりや「マルシェ」での大学とSDCの連携などに期待を示し、「課題感を越え新しい価値を生み出していければ」と総括した。

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