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多摩区・麻生区 教育

公開日:2025.12.26

幸区新小倉小
式典で校歌初披露
SHISHAMO宮崎さんと共作

  • 記念写真に納まる宮崎さん(中央)と6年生ら

 川崎市出身の3ピースロックバンド「SHISHAMO」のギターボーカリスト・宮崎朝子さんと、幸区の新小倉小学校の6年生らが共作した校歌が、12月13日に行われた開校記念式典で初披露された。

 同校は市内で115番目の小学校として今年4月に開校。6年生の児童から「自分たちの学校の校歌を自分たちで作りたい」という声が上がり、「総合的な学習の時間」の中で校歌作りがスタートした。幸区ゆかりの音楽家について調べたところ、同区出身の宮崎さんが候補になり、作成を依頼。児童から直接手紙を送るなどして、やり取りを続けてきた。5月に開かれた交流会では、宮崎さんから「校歌に入れたい言葉をみんなで考えて」という宿題が出され、6年生を中心に全児童で校歌に入れたい言葉を考えた。

8つの言葉

 披露された校歌には、児童たちが考えた8つの言葉のうち、「新小倉」「虹色のピース」「虹色のパズル」「新たな絆」「ともに歩む」「バトンを繋ぐ」の6つが入り、残りの「自分をつくる」「未来をつくる」の2つは、それぞれ校歌の1番と2番のテーマとして振り分けられた。6年生の亀嶋祐さん(12)は「自分たちで考えた言葉が歌詞に入っていて感動した。新小倉小にふさわしい校歌だと思う」と受け取った感想を話した。児童らが式典で実際に歌う姿を見た宮崎さんは「本当に感動した。校歌は作成した時点ではなく、今日この場でみんなに歌ってもらってはじめて完成したんだなと思った」と感慨深い様子で述べた。

 校歌は1番より2番の方がテンポが速い、珍しい合唱曲。作詞者名にはこれまでの経緯を踏まえ、宮崎さんの名前と共に、「令和七年度六年生一同」と刻まれている。6年生らは宮崎さんと集合写真を撮ったのち、全員でメッセージを書いた手作りのアルバムを手渡し、宮崎さんに感謝を伝えた。

 同式典には全児童534人のほか、福田紀彦市長など多くの来賓が参加。8カ月が経った同校の開校を祝った。

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