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多摩区・麻生区 社会

公開日:2026.09.18

多摩区の発展支え、95歳で現役 吉澤酉友さん グラウンド・ゴルフで快進撃

  • 自宅ベランダで練習する吉澤さん

    自宅ベランダで練習する吉澤さん

 今年6月に95歳を迎えた吉澤酉友(ゆうとも)さん(多摩区生田在住)。元川崎市議会議員として長年地域のまちづくりに尽力してきた吉澤さんは、今も地域の老人クラブでグラウンド・ゴルフに打ち込み、周囲をけん引する健康長寿のお手本だ。

拠点グラウンド基盤づくり尽力

 多摩川沿いにある「稲田多摩川グラウンド」。区内の高齢者がグラウンド・ゴルフを楽しむこの場所は、実は吉澤さんゆかりの地でもある。市議時代、少年野球場や市民の活動拠点づくりを目指し、地権者への説得や署名活動など約30年前から東奔西走。土木・建設業を営んだ経験も生かし、整備や土地確保に力を尽くした。「仲間が楽しく体を動かせる場所を残したかった。役所や地域と掛け合いながら形にしてきた経験が今につながっている」と振り返る。所属する登戸会には、約50人の会員が在籍し、グラウンドは、区内各地から多くのシニアが参加する活気あふれる拠点となっている。

最年長で大会優勝

 吉澤さんは今も毎週月曜と木曜の練習を欠かさない。自宅からグラウンドまで片道30〜40分かけて電動自転車を漕ぎ、現地では1日4ゲーム(約4000歩)を颯爽(さっそう)と歩く。さらに自宅での素振りや体幹トレーニングも日課だ。

 そうした日々の鍛錬が結実し、今年3月には、約200人が参加した多摩区老人クラブ連合会の大会で見事優勝を果たした。「大切なのは姿勢と軸。ゴルフで培ったスイングを意識し、常に腰を使って打つこと」と語る吉澤さん。最年長でありながら常に上位に名を連ねるプレイは、クラブの仲間にとっても大きな目標だ。

 「仲間と声を掛け合い、風を感じて打つのが最高の瞬間。体を動かし続けることが健康の一番の薬です」。多摩区の発展を見守ってきた情熱と健脚は、今日も多摩川の風に乗って輝いている。

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