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公開日:2026.09.11

藤子・F・不二雄ミュージアム 地域とファンの支えで15年 新デザインバスお披露目

  • 新車両の出発を見送る来賓たち

    新車両の出発を見送る来賓たち

 多摩区長尾の「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」が、9月3日に開館15周年を迎えた。当日の開館前には記念セレモニーが開かれ、この日に合わせて運行を開始した新デザインのラッピングバスも披露された。

 同ミュージアムは、藤子・F・不二雄夫人の藤本正子さんの「作品を応援してくれた子どもたちへの恩返しがしたい」との思いから誕生した。藤子氏が長年にわたって自宅を構え、多くの創作活動に取り組んできた多摩区の地に、藤子プロと川崎市が共同でミュージアムを整備。同氏の代表作であるドラえもんの誕生日にちなみ、2011年9月3日に開館した。

 館内には藤子氏が描いた原画の展示や時期ごとに展開される企画展に加え、数多くのキャラクターモニュメントが置かれた屋上広場「はらっぱ」やオリジナル短編アニメが放映される「Fシアター」などがあり、作品の世界観を広く伝えている。

 総来館者は約570万人を数える。市内や近隣からの来館客に加え、アジアを中心に海外から訪れる人も多く、国内外のファンから愛される施設として地域に根付いた。

 同ミュージアムでは、15周年記念原画展やカフェでの限定メニューの提供などを実施中。いずれも、前期は来年1月17日まで。後期は1月23日から6月20日まで。

記念セレモニーも

 15周年を迎えた3日、この日に合わせてリニューアルしたバスの出発式を兼ねた、記念セレモニーが開かれた。

 このバスは、同ミュージアムと登戸駅(一部、生田緑地東口)を結ぶ路線に用いられ、来館客の約半数が利用するという。バスは川崎市交通局が所有し、運行も担うが、同ミュージアムがデザインを監修し、ラッピング費用を寄付した。

 今回、リニューアルしたのは「ドラえもん号」と「コロ助号(キテレツ大百科)」の2台。車体は各キャラクターにちなんだ水色と黄色に塗られ、館内で遊ぶ藤子作品キャラクターのイラストで装飾されている。

 外装のみでなく、車内の座席やつり革、押しボタンなどにもそれぞれドラえもんとコロ助のイラストがあしらわれている。同路線を運行する車両は計4台で、残りの2台も10月ごろにリニューアルする予定だ。

 セレモニーには藤子氏の三女の水野地子ミュージアム代表と、福田紀彦川崎市長、水澤邦紀交通局長らが出席した。

 水野代表は「近隣の皆さまやファンの皆さまに支えられて、15周年という節目を迎えられた」と感謝の言葉を述べた。

 福田市長は「15周年という節目を越えて、さらに愛される施設となるようにこれからも盛り上げていきたい」と語った。

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