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多摩区・麻生区 教育

公開日:2026.10.23

田園調布学園大学 地域で育ち、育てる人材を 私大初、文科省事業に選定

  • 内藤学部長と模擬授業のため整備された教室

    内藤学部長と模擬授業のため整備された教室

 地域が求める質の高い教員を継続的、安定的に養成し確保する取り組みを支援する、文科省の「地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業」。3年目となる同事業で、麻生区の田園調布学園大学の取り組みが玉川大学(町田市)と並び私立大学として初めて選定された。

市教委と連携

 田園調布学園大学が取り組むのは「地域教員希望枠で拓く、持続可能な小学校教員養成モデル―地域で唯一の養成課程と教育委員会の連携でつくる、地域に根ざした教員養成のしくみ」。川崎市内の教員不足が深刻化する中、同大は昨年2月、市教育委員会と包括連携協定を締結。これに基づき、学生が「学校インターンシップ」として教育実習の前段階で市内の公立小などの教育現場で実習や参観をするほか、市教委の職員や教員を大学に講師として派遣するなど互いの教育資源を活用する。また、高校在学中や大学の教育課程でも市教委と連携したプログラムを展開。教員採用試験や採用後のフォローアップまで、一貫した支援体制を構築している。

成長切れ目なく

 昨年4月に「子ども教育学部」に改組し、保育士資格と幼稚園教諭一種免許状に加え、小学校教諭一種免許状の取得が可能となった同大。「就学前の子どもの成長を見て、切れ目なく小学校での学びにつなげていくことも大事なポイント」と内藤知美学部長は話す。

 また「かわさき教育プラン」が掲げる人権尊重や多文化共生教育の推進、不登校児童生徒等への対応も踏まえ、地域課題をよく理解した教員の育成を図る。「学生は川崎出身で地元が好きな子が多い。地域で大事に育てられた子たちが、地域に戻って次の世代を育てていける人材になる、好循環が生み出せれば」

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