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中原区 人物風土記

公開日:2011.12.16

アマゾン1位となった、カイロプラクティックの現状の漫画本を出版した
井元 雄一さん
区内上小田中在住 33歳

健康の為に、自らの”手(カイロ)”で



 ○…カイロプラクティックの現状や健康への役割などを漫画に仕立てた『健康への道標』を出版し、ネット通販大手・アマゾンでベストセラー1位に輝いた。「嬉しいというより正直驚いた。これまで数々の雑誌やメディアで取り上げて頂いたが、これほど注目されているとは」と語る。出版に至った思いは「世界では第一線にあるカイロプラクティックの実情を知ってもらいたい一心。漫画なら気軽に読んで頂けるかなと」。



 ○…TVドラマ「教師びんびん物語」に影響を受け、教師を目指した時期もあったが、自らの手で人に喜びを与えるカイロの魅力に惹かれていった。米国や豪州の大学で本場の技術を学んだ後、地元に戻り施術院を開業。今も海外のカイロプラクターらと交流を図り、昨年韓国で開催されたカイロプラクティック国際会議の場では3人の日本代表の一人として出席し”日本のカイロの現状”を世界に向け発表した。「先進国の日本だが、この業界ではまだまだ。世界でカイロプラクターが医師として認められている国が6ヵ国ある一方、日本では身分もない。いつの日か認証されるよう努力していく」と真剣な眼差し。



 ○…生まれは名古屋市。中原区に移り住んだ幼き頃の思い出は、両親とよく一緒に行った芝居や祭り。「子どもながらに親の愛情を感じましたね」。3人の父となった今、たまの休みは必ず子どもと過ごす。「久々でも、話したり遊んだりすれば子どもの気持ちは分かります」。愛妻のお腹には4人目も。「健康に育って将来やりたいことを見つけてくれれば。人の役に立つことなら尚可」とニッコリ。



 ○…座右の銘は”叶わない夢はない”。「肝心なのは諦めない気持ち。まず自分が実現し続けないと。夢が持てる環境にある恵まれた国に生まれたのは、幸せなことですから」。絆が強い地域の一端を担うことも一つの夢。「地元で働く以上、人と人との触れ合いは大切」と地元貢献も誓った。

 

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