市政レポートNo.73 ”ふれあいネット”の不適正利用を正せ 川崎市議会議員 おしもとよしじ
表題の公共施設利用予約システム、いわゆる「ふれあいネット」について、我が会派は、”市民の優先利用”や予約に必要な利用カードを複数持つと言った”不適正利用対策”などの課題を議会で取り上げ、私も執筆担当者として、このような課題の改善が図られるよう率先して施策提言を行って参りました。その中身は、特に野球場に係る質疑が主でありましたが、残念ながら、平成24年度のシステム更新や団体登録の構成員名簿の提出による資格の厳格化などにより抽選倍率等に対して一定の効果はあったものの不適正利用対策については、そういった利用者とのいたちごっこが続いており、未だ根本的な改善に至っておりません。課題解決に向け、先日閉会した平成28年度予算審査特別委員会においても平成29年4月に予定されている次期システム更新の開発委託料などについて市議会で唯一の質疑を行いました。
所管する市民・こども局長は、現在運用中の今システムにおけるそのような不適正利用への対応や利用者登録などの各種手続きの複雑化・事務作業増大、システム運営費用の増加、ICT環境への対応の必要性について課題認識を示した他、利用カードを複数枚所持し、施設の抽選に当選した後、口座振替及び振込用紙の送付先や団体名表示の変更を目的に、都合の良いカードへ変える”付け替え行為”への制度面での対策、さらに、抜き打ちによる現地での実態調査など運用面での取り組みといった私の提言にも「ご指摘の点を含め、引き続き協議を進める」旨、答弁致しました。
これからも不適正利用者には、厳格な対応を求めるとともに、正しく利用する善良な市民の皆さんがより使いやすいふれあいネットのシステム構築と課題解決に向けた取り組みを進めて参ります。
市議・押本吉司
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4月19日
4月12日