学校行事の中止や縮小で卒業アルバム用の写真確保が懸念された中、西丸子小学校の6年生はインスタントカメラを活用し、児童自らで思い出を写真に収めた。
同校の高木朗校長が昨秋、思い出づくりになればと民間企業の贈呈企画に応募し、当選。インスタントカメラ10台と、その場でプリントできるカメラ1台が贈られた。
年末の社会科見学では各班1台ずつを持参。3組の原百花さんは「枚数に限りがあるので、計算しながらここぞというときに撮った」と話す。教室での風景も担任が撮影。授業参観では写真を貼り出して保護者にも楽しんでもらった。2組の田川陸さんは「スマホと違って現像するまで分からないアナログさに特別感があった」と笑顔。1組の池田航大さんも「初めて使った。フィルムを振るとじわじわ写真が現れて驚いた」と話す。
アルバムに掲載する写真は、各クラスの代表で成る実行委員会で選定。載せられなかった写真もデータにまとめる予定だ。高木校長は「暗かったりぶれていてもそれが思い出。いつか見返してもらえたら」と話す。
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