家庭で生ごみを堆肥化し、地域で野菜を育てよう――。そんな「エコワリング川崎」と題した試みが7月10日、武蔵小杉東急スクエアの展望デッキでスタートした。
初日は事前応募に当選した10人のうち、8人が参加。トートバッグ型のコンポスト化容器を使い、生ごみを堆肥化する方法を学んだ後、堆肥を使った土づくりに挑戦=写真。腐葉土と赤玉土を混ぜた土にバジルなどのハーブ類やマリーゴールドを植え、コミュニティガーデンを制作した。
電通、ローカルフードサイクリング、トラストリッジの3社と川崎市の協同プロジェクト。市によると、民間と行政が共に行う都市型のコンポスト使用事業で、市民を公募するのは国内初という。今後は、10人のメンバーで堆肥を持ち寄り、水やりや収穫まで専用アプリを活用して管理する。活動を支援する飲食店に、収穫した野菜などを持ち込んで調理してもらえるような仕組みも導入する予定だという。
参加した崎上晴佳さん(32)は「普段土を触る機会がないので、参加して良かった。できることがエコにつながればいい。今後もお世話を続けていきたい」と話した。
川崎市では、焼却ごみ量の約4分の1が家庭から出た生ごみ。今回の取り組みは、環境省の食品ロス削減・リサイクル推進モデル事業に採択され、実施。
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