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中原区 社会

公開日:2022.04.15

井田病院
のらぼう菜を病院食に
「市内産」今後も検討

  • のらぼう菜を使ったおひたし

 市立井田病院(伊藤大輔院長)は4月5日、市内産野菜「のらぼう菜」を活用した献立をつくり、約150食を入院患者らに提供した。

 入院生活の楽しみの一つである食事を、より満足してもらうための同病院の取り組み。食材などの地産地消を推進する市経済労働局都市農業振興センターとJAセレサ川崎が連携し、昔から市内で栽培されているのらぼう菜をおひたしにしてメニューに加えた。春が旬の野菜で、苦みや癖がないのが特徴。ビタミン類やミネラルが含まれ、栄養価も高い。

利用者から好評

 食後のアンケートではのらぼう菜を知っていると答えた人はわずか3人だったが、実際に口にした患者からは「しゃきしゃきした食感。ほのかな甘みがあり食べやすい」「色がきれいで食欲をそそる」などの感想が寄せられた。献立を作った同病院食養科の北岡聡子さんは「思った以上に好評だった。素材そのものを味わってもらうためにおひたしにしたが、ごま和えや炒め物にしたり、パスタと絡めたり、さまざまなメニューが考えられる」と話した。

 同病院事務局の担当者は「多摩川梨や宮前メロンなど、市内で栽培されている野菜や果物はたくさんある。仕入れルートや安定して入荷できるかなどの課題も多いが、病院として市内産を取り入れたい意向はある。患者の声も聞きながら何ができるか検討していきたい」と話した。

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