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中原区版 公開:2022年5月27日 エリアトップへ

惣之助碑、再移設で式典 那覇市で 福田市長ら出席

文化

公開:2022年5月27日

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詩碑の前に立つ福田市長(右から2番目)ら=川崎市提供
詩碑の前に立つ福田市長(右から2番目)ら=川崎市提供

 川崎区出身の詩人・佐藤惣之助の詩碑が首里城公園へ再移設されたのを祝う記念式典が5月20日、那覇市で行われた。式典には福田紀彦市長や城間幹子那覇市長らが出席した。

 式典は当初、昨年開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期。川崎市と那覇市の友好都市締結日にあたるこの日が選ばれた。福田市長は「詩碑の移設を契機に、両市の友好関係をさらに深めていきたい」とあいさつ。川崎で再移設運動の中心的な活動を行った比嘉孝川崎沖縄県人会名誉会長も出席。「紆余曲折あったが詩碑が両市のシンボルになり、観光客、川崎市からの修学旅行生に見て感激していただきたい」と感慨深げに語った。民謡歌手市民文化大使を務める伊藤多喜雄さんは、惣之助が作詞した『川崎音頭』『川崎小唄』『美わしの琉球』を出席者の前で披露した。

 惣之助は1890年、川崎区砂子で生まれ、『六甲おろし(大阪〈現阪神〉タイガースの歌)』などを手掛けたことで知られる。1922年には沖縄本島や離島を巡り、現地の風物や風俗を歌った『琉球諸嶋風物詩集』を発行するなど、沖縄を愛した。

 詩碑は川崎市民の寄付金を基に、1959年に琉球大学敷地内に建立。同敷地に首里城が復元される工事に伴い、虎瀬公園へ移された。その後、本来の建立場所に戻そうと、運動を展開し、川崎市議会では2016年に市議全員にあたる60人が移設を求める署名を行った。17年には、那覇市議会本会議で首里城公園への移設が全会一致で採択。昨年10月に工事が完了した。

 川崎市はまた、詩碑に光を当て移設の会を立ち上げ、川崎と那覇の交流の懸け橋となった元沖縄県庁職員の山川宗徹氏に感謝状を贈った。市民、市議でそれぞれ結成した訪問団約50人も沖縄入りし、式典に参列した。

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