中原区 社会
公開日:2023.11.03
聖マリアンナ
東横病院、来年3月で閉院
赤字経営で「理想の医療困難」
1941年に開設し、80年以上にわたり地域医療を支えてきた聖マリアンナ医科大学東横病院が、2024年3月31日をもって閉院する。地域における急性期医療を取り巻く環境変化により赤字経営が続き、収支改善などに取り組むも改善に至らず、理想の医療継続が困難と判断したため。
閉院については10月23日に行われた川崎地域医療構想調整会議で協議、承認を得て、すでに患者や関係者らに報告しているという。今後は聖マリアンナ医科大学病院(宮前区)と、指定管理者として運営する川崎市立多摩病院に機能を集約させ、各医療機関とも連携を図っていく方針。同法人総務課の担当者は「患者さんの状況によっては、中原区内の井田病院や関東労災病院をはじめ近隣の医療機関とも連携を図っていく。患者さんのご意向を最大限に踏まえ、できる限り負担や迷惑がかからないよう対応していく」と話す。
同病院での受付は、救急診療の初診(かかりつけ以外)が12月28日まで、新患の外来診療が24年2月29日まで、健康診断・人間ドックが3月9日まで、などとなる。
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