戻る

中原区 意見広告

公開日:2025.09.26

市政レポートNo.180
決算議会”聖域なき”政策調査の最前線
みらい川崎市議会議員団 筆頭副団長 おしもとよしじ

 私たちみらい会派は、毎年秋の決算審査において「市民からの税金の使い道を適正化する」観点から、会派独自の財務データを作成・分析し、問題点や課題を浮き彫りにする事で、次年度予算編成に具体的な改善策を反映させ、これまでに数億円規模の予算適正化や時代に合わなくなった施策の是正に繋げています。こうした地道な取り組みと実績が評価され、過去には地方自治体等の優れた取組を表彰する日本最大の政策コンテスト「マニフェスト大賞」で優秀賞を受賞。全国・約3千件超の応募の中から【議員・会派の部】においてわずか5件に選ばれたもので、政策調査への熱意と能力が認められた証と励みになっています。私たちは、パフォーマンスに偏ることなく、議員一人ひとりが専門的な調査能力を研鑽し、議会本来の役割を果たす事に力を注いでいます。

 今回の決算審査における代表質問では、例年調査している市出資法人や指定管理事業に加え、川崎市社会福祉協議会(以下、市社協)にもメスを入れました。市社協は年間約19億円もの公金が投入され、部長級と係長級の市職員も派遣されるなど、市との結びつきが非常に強い団体です。調査の結果、昨年11月から今年2月にかけて、本来必要な定款変更等の手続きを経ずに約1億4千万円分の外貨建て社債を購入していた事実が判明しました。評議員会での承認は購入後の6月と事後的で、市からの派遣職員にも事前報告は一切無かった事から、本市見解を質すと、総務企画局長は「関係規定に基づかない事務手続きはコンプライアンス上適切とは言えない」との認識を示し、副市長も「適切ではない事例が散見された事から、今後、適正な法人運営が図られるよう法人指導監査等の機会を含め、適宜、助言・指導を行う」と約束しました。

 また、所属する環境分科会では、こちらも聖域とされてきた市港湾振興会館の指定管理業務について質疑し、提言により年間1千万円以上の事業収入の改善が図られた他、更なる施策も実施される事となりました。市民の血税が正しく、効果的に使われているか、厳しくチェックする事が私たちの使命です。今後も生活者の視点を忘れず、政策本位の議会活動に邁進して参ります。

川崎市議会議員・押本吉司

川崎市中原区木月2-3-35 住吉名店センター502

TEL:044-863-7533
TEL:044-863-7566

https://www.oshimoto.info/

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

中原区 意見広告の新着記事

中原区 意見広告の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS