中原区 意見広告
公開日:2025.11.28
市政レポートNo.182
山王樋管、貯留管延長3Km超、容量3・5倍増へ
みらい川崎市議会議員団 筆頭副団長 おしもとよしじ
排水樋管周辺の中長期浸水対策は、被災地域より具体的な検討内容と整備スケジュールを明らかにするよう求められており、先の質疑にて、令和8年度から4年間を計画期間とした「上下水道事業中期計画」に示すことを約束。その後、所属する環境委員会に同計画素案が示されました。私が被災地域との橋渡し役となってきた山王排水樋管では、市長への要望書にある『貯留管容量の増強』が盛り込まれた一方で、宮内・諏訪・二子・宇奈根の排水樋管では、対策の基本として複数の排水区を一体的に捉えた流下幹線やポンプ場の新設といった記載内容が無くなるなど重大な変更点も生じており、施策の再考と地域住民への丁寧な説明を求めました。
前述の山王排水樋管では、雨水を8200㎥貯留する丸子その1雨水幹線が平成29年度に整備されていますが、市内過去最大の時間雨量131・5mmを観測した9月11日には20分で満杯となり、更なる対策が急務と紙面上でも報告したばかりです。同計画素案では、市内全域の浸水シミュレーションから、被害の大きさと起こりやすさに着目し、リスクが高い地区を重点化地区に位置付けており、雨水貯留管の整備により対策済みとされてきた丸子その1排水区の再選定(丸子・小杉地区の一部)と丸子その2排水区の追加(下沼部・中丸子・上平間の一部)が示されました。想定する対策概要は、雨水貯留管を平間配水所まで3Km超延長、新設貯留管の直径も2・4mから3・7mに拡幅して整備し、追加貯留量も既存施設3・5個分の2万9千㎥増加させ、樋門閉鎖時でも10年確率降雨(時間雨量58mm)にも対応できると試算しました。また、これでも浸水被害があった武蔵小杉駅や北谷町には、雨水導水管を整備して、この雨水幹線に集約するとしています。
スケジュールは、令和10年度より着手し、令和18年度の供用開始を目指すとし、時間も費用も要する大規模事業となる事に加え、平間配水所に設置されるポンプ能力や構造上難しかった排水タイミングの見直しなど課題も多くあります。これまでも浸水メカニズムを議場で解明・指摘し対策案を提言・実現してきた第一人者として、行政に着実な進捗と更なる改善を強く促して参ります。
川崎市議会議員・押本吉司
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川崎市中原区木月2-3-35 住吉名店センター502
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