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寺尾さんが特養ホーム「ゆとりあ」に込めた思い

掲載号:2011年3月25日号

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特養ホームを背に立つ寺尾理事長
特養ホームを背に立つ寺尾理事長

 川崎区殿町1丁目に特別養護老人ホーム「ゆとりあ」の入居が来月1日から始まる。これに先立ち、今月30日に地域住民向けの一般内覧会を実施する。

 「ここで生活すると『ゆとりがある』。そんな思いを込めて名づけた」。同施設を運営する社団法人川崎大師福祉会の寺尾巖(いわお)理事長は力を込める。

 寺尾さんにとって、この施設への思いはひとしおだ。施設が建てられたこの土地には、もともと寺尾さんの住まいがあった。3年前、知人を介し、川崎に特養ホームが少ない現状を聞かされたのを機に、土地を寄付した。

 周囲の反対はあった。新たに住まいを探さなきゃならないだけでなく、450年以上続く寺尾家の土地。「なにもそこまでしなくても」。そんな声も聞こえ、寺尾さん自身も相当思い悩んだという。しかし「地域のためにお役に立つのなら」との思いがいつしか「やるしかない」との心境へと変化した。

 土地の提供者としては「いい気持ちで入ってもらいたい」との思いは強い。それゆえ、自分が入ったらどんな施設がいいだろうかと必死で考えた。光がまんべんなく入る建物となったのも寺尾さんのこだわりの一つだ。

 入居者は100人で一部生活保護者も入居する。これとは別に短期入所を12人、通所介護20人を受け入れる。昨年9月に入居募集を行ったところ、1500人の応募があり、セレクトにも頭を悩ませたと寺尾さんは振り返る。

 スタッフは総勢80人で対応するが「災害(東日本大震災)が起こった関係で入居者がパーフェクトな生活が送れるかが課題」と寺尾さんの心配は尽きない。

 最後に一般公開を前にて「殿町はライフサイエンスの一環として整備されている。特養ホームもその一つの基点になってもらいたい」

と寺尾さんは語る。

■特別養護老人ホーム「ゆとりあ」 川崎区殿町1の11の10 【電話】044・277・1165
 

施設運営の責任者松尾和彦施設長(右)と寺尾理事長
施設運営の責任者松尾和彦施設長(右)と寺尾理事長

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