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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2011.09.16

7月31日に行われたU-15ボクシング大会32.5kg級で優勝と最優秀選手を獲得した
徳本(とくもと)琉聖(りゅうせい)さん
幸区河原町在住 11歳

へクター・カマチョ選手が目標



 ○…5月から行われた小学生から中学生までが出場するU─15ボクシング全国大会を勝ち抜いた。7月31日の決勝戦では、ボクシングの聖地・後楽園ホールのリングで2度のダウンを奪い、1ラウンド59秒、レフェリーストップ勝ちを収めた。大会を通じて、華麗な動きとスピード感あふれる試合ぶりが評価され、3人の最優秀選手のうちの1人にも選出された。「結果には満足しているけど、内容は反省点も多かった」。勝利の余韻に浸ることなく、大会2日後から新たな目標に向け練習を再開した。



 ○…2歳の頃から、散歩途中にある京浜川崎ジムの練習風景をいつも食い入るように見ていた。グローブなどをはめて遊んだり、真似事をするなどボクシングに夢中だった。両親から「幼い子どもにボクシングはやらせられない」と反対をうけたが、ボクシングへの思いは強く、小学校入学を機に両親を説得し、同ジムの門を叩いた。持ち味はトレーナーいわく「強靭な足腰から繰り出されるスピード」。手数で相手を翻弄し試合を有利に進める。通算戦績は14戦11勝3敗。



 ○…ボクシングの前から習っていた空手の世界でも有名。初段の腕前で全国を舞台に活躍。小学校2年生の時には全国空手選手権組手の部で準優勝。2足のわらじを履いていたが今年に入ってからは空手は一時休み、ボクシングに専念している。



 ○…「足を使ったきれいなボクシングをする姿が好き」と憧れのボクサーに、世界3階級制覇を成し遂げたヘクター・カマチョ選手を挙げる。サウスポーという共通点もあり、ビデオでカマチョ選手の試合を繰り返し見ては動きを研究している。ボクシング人生はまだ始まったばかりだが「まずは五輪での金メダル獲得を目指す。その後、カマチョ選手の故郷プエルトリコに渡り、武者修行を重ね5戦で世界王者」と夢へのプランはできている。実現に向け、一歩一歩進む。

 

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