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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2025.11.28

武蔵新城に「未来を育てる拠点」として親子のためのカフェをオープンし、代表を務める
相澤 郁美さん
川崎区京町在住 41歳

「ほんのちょっと」叶えたい

 ○…8年前、結婚を機に川崎市で暮らし始めたが、知り合いが少ない土地での子育てに苦労した。「あまりに情報が少なくて、孤立して寂しかった。きっと同じような思いをしている人はたくさんいるはず」。2022年に子育て支援事業や地域活性化を目指すための会社を設立した。今月、武蔵新城にオープンした親子カフェもその一つ。「誰かの『ほんのちょっと』が叶うような、優しい居場所になれたら」と思いを込める。

 ○…東京都の多摩地域で生まれ育った。よく泣き、よく笑う子どもらしい幼少期。活発で人見知りしない性格で「いとこたちが近寄らない怖いおじいちゃんの膝の上に平気で座る子だった」と笑う。運動が好きで何に対しても全力で取り組む性分。小学校ではクラス代表のリレーの選手、中学や高校時代はバドミントン部で汗を流した。

 ○…高校卒業を控え、将来に迷っていたときに進路指導の先生から進言されたのが保育士の道。「言われて気が付いたけど、まさに天職だった」。保育士歴は10年、子育て支援者として親子イベントや地域のコミュニティーづくりに携わって20年以上になる。現在は小学2年の娘を育てる現役ママでもある。「娘と公園へ出掛けたり、家族でキャンプをしたり、自然の中で過ごすことが息抜きになっている」

 ○…公園の横に建つカフェは、白を基調としたくつろぎの空間。「親子連れはもちろん、シニア層にもふらりと立ち寄ってもらえたら」。栄養管理士監修の塩分控えめの食事メニューをはじめ、季節の野菜を使った総菜、スイーツなどをそろえる。「親子料理教室や、日常を一枚の写真に切り取る家族撮影会など、やりたいことがいっぱい」。持ち前の明るさと元気で歩みを進める。

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