多彩なキムチ味わって 18日 桜本でイベント
様々な種類のキムチの味わいや韓国料理を知ってもらおうと、川崎区の桜本商店街で11月18日「S級グルメ キムチミュージアム」が開催される。開催当日は焼き肉店、韓国料理店、キムチ専門店のブースが並ぶほか、家庭で造られているキムチが楽しめる。
「S級グルメ キムチミュージアム」は、地域住民らで構成される実行委員会が主催する。昨年はキムチグランプリとして白菜キムチを中心とした味比べを行ったが、今年は多彩なキムチの味わいや韓国料理を知ってもらおうと、アレンジを加えた。
名称のS級は開催場所の桜本を指し、英語で特別を意味するスペシャルの頭文字からとった。ミュージアムは、15年ほど前に、この地域で「キムチ博物館」構想があったことや食や文化をエンターテイメントとして楽しんでもらいたいとの思いからネーミングされた。
会場は桜本商店街Lロード。当日は桜本商店街主催の「日本のまつり」イベントも同時開催され、神輿練り、ねぶたパレード、音楽やダンスのステージが繰り広げられる。
ミュージアム会場にはプロ・アマあわせて15のブースが設置される予定。白菜キムチ、カクテキ、オイキムチをはじめ、カブやサキイカ、エゴマ、ワタリガニなどのキムチなどが販売される。
各ブースでは試食ができるほか、実行委員会が販売するご飯とともに味わうことができる。キムチ造り体験(キムジャン)や韓国文化紹介コーナー、チャンゴなどの打楽器を駆使した韓国の農楽・プンムルノリのパレードも行われる。
川崎区田島地域には、戦前から多くの在日コリアンが在住し、現在でも30軒近くの焼肉店や韓国食材店、キムチ専門店がある。家庭ではハルモニ(おばあさん)やオモニ(お母さん)たちがキムチを手造りをしている。
実行委員の一人は「様々なキムチを味わってもらう川崎の在日文化についても知ってもらうきっかけになってもらえれば」と話している。
当日は午前9時30分から午後3時まで。実行委員会では現在、ボランティアを募集している。イベントの詳細、問い合わせは、川崎市ふれあい館(【電話】044・276・4800)まで。
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