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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2012.12.21

今月2日に行われた県教職員バドミントン選手権で、ダブルスで優勝、シングルス準優勝した
川上 泰平さん
川崎区殿町在住 34歳

生徒を全国の舞台へ



 ○…「結果には満足しているが、反省点も多い大会だった」。今月2日に横浜市金沢区で行われた県内で働く教職員を対象としたバドミントン大会に3回目の出場で、初めての栄冠を手にした。夏には全国に繋がる大会が控えていることもあり、「しっかりと練習して、連戦でも戦える体力を作って、シングルス優勝を目指したい」と次なる目標を口にする。



 〇…川崎区四谷上町出身。南大師中学校入学後、バドミントンの練習に打ち込む先輩たちを見て「かっこいい」と感じ、ラケットを握った。しかし、県大会でもなかなか勝てなかったことで負けず嫌いの性格に火がついた。「もっとうまくなって活躍したい」と奈良県の強豪校である天理高校に進学。寮生活を送りながら、競技づけの日々を過ごした。努力が実を結び、高校・大学では、中心選手として活躍。全日本大学選手権ではベスト8に入るなど結果を残した。「精神的に強くなり、今の粘り強く戦うプレースタイルにもつながった」



 〇…大学卒業後は、実業団でのプレーを希望していたものの実力が少し足りず、バドミントンの道を諦め、介護の道に。仕事にやりがいは感じていたものの、競技への熱い思いは消えることはなく、「選手としては無理だとしても指導者として関っていきたい」と1年で退職。教師を志した。「悩んだが、この道に進んでよかった。生徒らの成長する姿に日々やりがいを感じる」



 〇…今年4月からは、川崎区の渡田中学校に赴任。バドミントン部の第2顧問として、生徒とともに練習に励んでいる。指導者としては「まだまだ勉強中」と話すが、先日行われた県大会では、第1顧問の松尾豊教諭とともに同校を団体戦35年ぶりの準優勝に導くなど、その手腕も光る。夢は、生徒を全国大会に連れて行くこと。「全国へ行ったということが生徒にとって今後の人生の自信につながるから」と目を輝かせる。

 

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