川崎南部病院 いよいよ開院へ 4月1日から 診療受付拡大
医療法人社団・葵会(本部・東京都/新谷幸義理事長)は、川崎区田町の川崎社会保険病院を継承し、来月1日から「川崎南部病院」としてスタートを切る。一方、介護老人保健施設・サンビューかわさきも「葵の園・川崎南部」として生まれ変わる。
葵会グループは78年に設立し、病院、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、がんPET健診センター、クリニック、グループホーム、居宅介護支援事業所を全国的に展開する。同会ホームページによると、グループ全体で開設予定を含め、全国81施設の運営に携わる。市内では05年、川崎区小田栄に介護老人保健施設「葵の園・川崎」を開設している。
経営権がかわるのに伴い、4月1日から病院名は「川崎南部病院」、付属する健康管理センターは「川崎南部健康管理センター」、介護老人保健施設も「葵の園・川崎南部」へと変更される。
このうち病院は、地域の医療ニーズに応え、高齢者医療に配慮し、内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、精神科、心療内科、歯科口腔外科を設置。需要の多い小児科外来の診療も再開する。診療受付は現行の月曜日から金曜日を、土曜日の午前中を含め今後拡大を図っていく。
川崎社会保険病院が11年に整備した療養病床も拡大し、114床を目指す。一般病棟、緩和ケア病棟、回復リハビリテーション病棟とあわせ2年以内に計308床オープンの実現に向けて取り組む。このほか、心臓カテーテル室のリニューアル、人工透析室の拡充、呼吸器科の充実を図り、最新医療機器への入れ替えも実施する。
病院に併設する健康管理センターは、高齢者や周辺企業の健康診断を実施する施設として継続するとともに、がんであるリスクを採血で評価するがんリスクスクリーニングの導入や睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査、心筋梗塞のリスクを早期に予知する高感度CRP、禁煙指導を新たな取り組みとして加える。
介護老人保健施設については、病院との連携に力を注ぎ、在宅介護への積極的貢献を行う。さらに同会が武蔵小杉に「葵の園・武蔵小杉」を4月1日にオープンさせることから、同施設との連携強化を図る。
■連絡先=川崎南部病院〈開設準備室〉【電話】044・277・5511 葵の園・川崎南部〈開設準備室〉【電話】044・277・6600
|
|
|
|
|
|
5月3日
4月26日