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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2013.10.04

「いいじゃんかわさき」の実行委員長を務める
中西 孝幸さん
東田町在住 50歳

「お金なければ、知恵を」

 ○…今月19日と20日、川崎駅東口周辺の6商店街(仲見世通、東田あべにゅー、平和通り、いさご通り、パレール、たちばな通り)が共同で開催する一大イベント「いいじゃんかわさき」の実行委員長として準備に奔走する。21回目となる今年は、執行部に若手商店主らを起用し、「未来につながる新しい発想で取り組む」と意気込む。2月から定期的に会合を重ね、B級グルメグランプリ、キャラクターショー、地元女子プロレス団体とのコラボ催しなどを企画した。

 ○…仲見世通で中華料理店「太陸」を営む。いいじゃんかわさきには6年前に初めて参加。当時、仲見世通はフリーマーケットをいいじゃんかわさきの恒例イベントとして行っていたが、自身の目にはマンネリ化しているように映った。「市民祭、区民祭規模のイベントで地域の知名度をあげる機会なのに、このままではシャッター通りになってしまう」。翌年、屋台村を立ち上げ、縁日コーナーの充実化にも着手。来場者を楽しませる工夫を凝らした。

 ○…埼玉県秩父市出身。高校卒業後、扇島の日本鋼管(現JFE)で長年、機械メンテナンスに従事した。夫人の実家である「大陸」を手伝うようになったのは10年前のこと。深夜遅くまで料理の修業に励むかたわら、サラリーマン時代の経験を生かし、レシピのデータ化にも取り組んだ。「お金がなければ知恵を絞れ」は、サラリーマン時代に叩き込まれた教え。今でも商売や商店街運営に役立っているという。

 ○…今春からは仲見世通商店街の副理事長職にも就任し、会員たちを牽引する立場にもなった。「年配理事と若手商店主のパイプ役」を自認し、特に「若手のアイデアを取り入れる環境をつくりたい」と力を込める。ゴルフとマージャン、囲碁が趣味。「スコアの組み立て方や相手の手の内を読む、そういった醍醐味を感じます」と笑う。現在、7人暮らし。

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