川崎区・幸区版 掲載号:2014年7月25日号 エリアトップへ

本町2丁目 町内神輿60年ぶり修復 あすから完成披露 山王祭にも参加

掲載号:2014年7月25日号

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修復された神輿とともに立つ関係者
修復された神輿とともに立つ関係者

 老朽化で長年担がれることのなかった本町2丁目(深瀬欣之助会長)の神輿が60年ぶりに修復された。あす26日(土)には同町内を練り歩き、約1週間の一般公開を行う。8月2日には川崎山王祭の連合渡御に参加する。

 同町内会が所有する神輿は1951年に神輿師・後藤直光氏が制作したもので台輪の大きさは1尺8寸(約65センチ)四方、台輪から屋根までの高さは180cm。胴まわりには神話を描いた彫り物が施され、様々な箇所で鋳物の金具が使われている。深瀬会長によると「担ぐとズシッとくる。彫り物のすばらしさは地域では評判」と胸を張る。8月の稲毛神社の山王祭の一環として行われる連合渡御で担がれてきたが、老朽化が進み、10年ほど前からは町内会館で展示されるのみとなってしまった。

 神輿の修復には高級外車1台分の費用がかかるが、町内会では「先人が伝統的ないいものを苦労して作った『文化財』。未来に残すためにも直そう」と決断。観音町在住の宮大工・菅野栄次郎さんに委ねた。菅野さんは約1年かけて修復した。

 新しくなった神輿を見た原巌副会長は「涙が出そうなくらい嬉しい」と笑みを見せた。今回、神輿修復の現場責任者である白熊康陽(しらくま やすはる)さんは「ここ10年自分たちの神輿を担げず、非常に肩身の狭い思いをしてきた。自慢の神輿を披露できる」と喜んだ。「神輿の修復が地域の輪を広げるきっかけにしたい」と深瀬会長は話す。

 神輿披露は26日。午前10時15分に町内会館を出発し、町内を練り歩く。その後、旧吹田屋で展示される。

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