交通安全を啓発するヒーローが田島地区に誕生する。その名は「仮面ウォーカー タージマン」。ヒーロー物好きの2人の区職員が園児や児童に興味を持ってもらおうと考案し、制作を進めてきた。
田島支所の望月幸夫さんは2年前、田島支所が実施する「交通安全教室」を担当した。「幼稚園や保育園、小学校で子どもに興味を持ってもらえる授業にしたい」と考えていた望月さんが思いついたのが、ご当地ヒーローだった。元々がヒーロー物好き。「授業にヒーローがいたら興味を持ってくれるのでは」
アイデアを同じ交通安全教室の担当だった同支所の石郷岡健一さんに話をしたところ、石郷岡さんもヒーローが好きだということが判明。話は盛り上がり、2人でご当地ヒーローを作ることになったという。
なるべく費用を掛けないように、リサイクショップや、100円ショップを利用して材料を調達し、ベルトやブーツなどにリサイクル品を使い総額は約3万円。2014年から制作を開始したが、業務後に各自宅で作業を進めてきたので、完成まで約1年の期間を要したという。
タージマンは、田島の交通安全を守るために、遥かタージ星からやってきた。名前の由来は、「ウォーカー」が「歩く人」という意味で、横断歩道を渡るところから、「タージマン」は、田島地区の田島から付けた。特徴は、胸に田島地区の3地区(田島中央、臨港、小田)の頭文字の漢字をデザインした「タージブレイブハート」を付けていることだ。性格は、正義感が強く、曲がったことが嫌いだが、気は優しい。弱点は、赤い光を浴びると動きが止まってしまうこと。
5月11日(月)の「春の全国交通安全運動キャンペーン」(会場=コーナン川崎小田栄店)で初披露し、その後田島地区の「交通安全教室」や「交通安全キャンペーン」などに登場予定。
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