「輝！かわさきキッズ」を主催するタワーズの代表を務める 内田 豊子さん 大師本町在住 57歳
音楽と地域結ぶ担い手
○…「川崎は音楽のまちと謳っているけれど、子ども向けの音楽イベントはまだまだ少ない。子どものうちから、音楽の素晴らしさを知ってもらうきっかけにしてもらえれば」。9月26日にプラザ大師で開く「輝！かわさきキッズ」の主催者。音楽とダンスのショーやワークショップ等で子ども達も参加しながら楽しめるのがコンセプト。「イベントに参加して、手掛けてみたいという子どもが出てきてくれたら」とも願う。
○…主催する「タワーズ」は今から10数年前、地域の子どもたちが安心して生活できるよう見守るための相談活動などに携わる主任児童委員の仲間とともに結成した。「もっと子ども達が幸せを感じてもらえることは何か話し合おう」といったものの、仕事を持っている人もいれば、現役の主任児童委員として活動している人もいる。皆が忙しい中、具体的な実施にはなかなか至らなかったが「いつかは形に」と思い続けていた。
○…「演劇と教育を結び付けよう」をテーマに各地で公演している団体のステージに感動したことがきっかけで昨年、代表の金井麻衣子さんらを呼んで、プラザ大師まつりでコンサートを開いた。子どもが次第に笑顔に変わっていく様を見て、地域の子どもが繋がりを持って皆で一緒に楽しめる機会を創出できると確信。「歌って踊ることで自分を表現できることを知ってほしい」と力を込める。
○…奈良県出身。25歳で結婚を機に大師へ移り地域コミュニティなどに積極的に参加して交友関係を広げた。主任児童委員時代は不登校やひきこもりの児童への支援、公園や病院の場所を示した「子育てマップ」の作成など、母親目線で精力的に携わった。プラザ大師の開設にも関わり、月１回プラザ大師で開催している「まちの縁側大師」では歌手や演奏家等を呼ぶなど、音楽と地域を結びつける活動はずっと続けている。「とにかく人が好き。それが原動力になっているのね」。
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