神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2016年2月26日 エリアトップへ

球史に残る「10・19」を懐古 3月5日、富士通スタで

スポーツ

公開:2016年2月26日

  • LINE
  • hatena
名勝負が行われた川崎球場
名勝負が行われた川崎球場

 あの日から1万日――。プロ野球史に残る名勝負が繰り広げられ、川崎球場(現・富士通スタジアム川崎)史上最も印象に残るゲームの一つして知られる「10・19」を懐かしむイベントが3月5日(土)、富士通スタジアム川崎で開かれる。当時のロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)の応援団員とともに川崎球場の面影を巡るツアーやプロ野球ギャラリーの特設など、往年のファンにはたまらない内容だ。

 プロ野球ファンの間で語り草となっている「10・19」は、1988年、当時川崎球場を本拠地としていたロッテオリオンズ対近鉄バファローズ(現オリックスバファローズ)のダブルヘッダー。2連勝すれば、近鉄のパ・リーグ制覇が決まる中で死闘が繰り広げられた。1試合目は近鉄が逆転勝ち、2試合目は終盤でロッテが同点に追いつき、近鉄の優勝を阻んだ。日頃は閑散としていたスタンドが満員となり、テレビ中継では高視聴率を記録。2010年に日本プロ野球機構が行った「最高の試合」調査で2位に選ばれている。

 指定管理者として同スタジアムを運営する川崎フロンターレの田中育郎支配人によると「新聞の社会面にまで書かれたスポーツ史上でも印象的な出来事」だけに、同スタジアムに開設されたギャラリーに足を運ぶ人が少なくないという。昨年10月19日には熱烈なパ・リーグファンが集まり、昔話に花を咲かせる光景が見られたという。

 3月5日に開催される「川崎球場10・19〜あれから10000日目〜」と銘打ったイベントは試合が行われた日からちょうど1万日目にあたる。また、秋に企画されている10・19イベント(日程は未定)のプレ版でもある。正午から午後4時まで行われ、「スタジアムツアー」では応援団員として活躍し千葉ロッテマリーンズの球団職員を務めた横山健一さんの思い出話を聞きながら見学。当時の内野フィールドを再現したフィールドをつくり、選手パネルの展示やグローブとボールを持ち込めばキャッチボールができるスペースを設置する。同スタジアムに隣接するかわQホールではプロ野球に関する書籍やお宝グッズを展示する特別ギャラリーが開設される。

 参加費は無料。問い合わせは同スタジアム(【電話】044・276・9133)。

10・19関連の資料が展示されているギャラリー
10・19関連の資料が展示されているギャラリー

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

マップで自慢の味紹介

川崎駅前商業者ら

マップで自慢の味紹介

国内外の宿泊客にPR

3月29日

南渡田から事業開始

JFEスチール

南渡田から事業開始

京浜地区土地利用転換

3月29日

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震2カ月超

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 川崎市啓発に力

3月22日

戦中世代の証言鮮やか

戦中世代の証言鮮やか

映画「アリラン ラプソディ」

3月22日

仮想のまちで仕事体験

仮想のまちで仕事体験

とんとこタウン 大師公園で

3月15日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook