「第28回 国際架橋書展」(特定非営利活動法人国際架橋書会主催)で内閣総理大臣賞を受賞した区内在住の書家・叶春華さんの作品が、宮本町の稲毛神社内ロビーに特別展示されている。
叶さんは、墨の濃淡や多彩な線を自在に表現する気鋭の書家。パリで個展を開くなど、世界的にも活躍する。また、区内では華心書道会を主宰。同神社でも指導する。
受賞作は万葉集におさめられている天智天皇の「渡津神の豊旗雲に入り日さし今夜の月夜あきらけくこそ」を全紙3枚に万葉仮名でしたためた。「天皇の大らかさと格調の高さをイメージして表現した」と叶さんは解説する。
一方、作品展示を決めた同神社の市川緋佐麿宮司は「かなの柔らかさと力強さを兼ね備えた書体と空間の美に引き込まれる作品」と唸る。
かな書道をめぐっては、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録しようとする動きがあり、叶さんは「この機会に仮名の存在感を味わっていただければ」と語る。 展示期間は5月末頃まで。
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