川崎市は先月24日、改良工事が行われた市電通り(県道川崎町田線)元木町交差点の渋滞緩和の検証結果について発表した。最大通過時間が3分58秒短縮され、対策効果があったことが明らかになった。
国道15号線と交わる同交差点は長年、慢性的な渋滞ポイントとして知られ、2013年度に、市の第2次緊急渋滞対策として指定された。
このうち、産業道路方面に向かう最左車線では左折車両が自転車横断体を通行する自転車と交錯し、渋滞を引き起こしていた。通過時間は最大で5分48秒かかり、渋滞の長さは170メートルに達したという。
改良工事は今年2月と3月に行われ、川崎警察署が国道15号線の右折時間帯に左折信号機能を追加し、川崎市が路面表示の安全対策を施した。
市が5月12日に実施した検証によると、最大通過時間は1分50秒となり、改良以前と比べ、3分58秒短縮、渋滞の最大の長さは100メートルとなり、改良以前より70メートル減少したことが明らかになった。
市が第2次緊急渋滞対策に選定したのは同交差点を含め、計5カ所。区内では国道409号線上り(産業道路方面)と京急大師線が交差する「京急川崎(大)第2踏切」も指定されている。市では今年度中に緩和対策に取り組む計画としている。
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