児童虐待防止の願いを込めて、都県をつなぐ「オレンジリボンたすきリレー」に、今年から川崎市を縦断するコースが新設される。コースは市内の児童養護施設やその関連施設で、リレーを通して児童虐待防止をPRする。
オレンジリボンたすきリレーは、児童虐待防止のシンボルであるオレンジ色のリボンをたすきにして、駅伝方式で思いをつなぐ啓発活動。個々の心を一つにすれば大きな力になることを証明するとともに、子どもへの虐待防止を広く呼びかける目的がある。同リレー実行委員会の主催で、厚生労働省、東京都、神奈川県ほか、各自治体や社会福祉協議会などが後援。今年で10回目を迎える。
川崎コースが新設されたのは、第1回からたすきリレーに関わってきた総合児童福祉施設・白山愛児園の霜倉博文施設長が、「川崎にもコースを作りたい」と思ったのがきっかけ。毎年、たすきリレーに関わり、「コースの都合で川崎市はリレーに関わる時間が少ない。川崎でもっと児童虐待防止について広めたい」と、同じ思いの仲間らと5年ほど前から川崎コースの新設を働きかけてきた。昨年には準備委員会を発足。節目の第10回で念願が叶い、新設されることとなった。
これまでのコースは、4つのスタート地点(渋谷駅、三浦市、鎌倉市、二宮町)から横浜の山下公園まで。新たに新設される川崎のコースは、麻生区の白山愛児園をスタートし、川崎市社会福祉協議会(中原区)、新日本学園(同)、川崎市こども家庭センター(幸区)などを経由し、ユースキン製薬(株)(川崎区)をめざす。ユースキン製薬(株)までつないだたすきは、渋谷駅をスタートしたタスキと合流し、山下公園までつなぐ。
キャンペーンも開催
中継地点に近い武蔵中原駅、鹿島田駅とユースキン(株)ではリレーに合わせてPRキャンペーンも行われる。11月は児童虐待防止推進月間で、関連行事などとの相乗効果も狙う。本番を前に霜倉さんは「関係者みんなの願いが、10回目の記念の大会で実現できて嬉しく思う。これを機に多くの人にオレンジリボンの活動を知って頂ければ」と話す。
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