川崎市がこのほど発表した2017年度の当初予算案のうち、川崎区役所予算は15億2千万円を計上した。また、川崎区に関わる事業では川崎駅前や臨海部の活性化などに予算を充てた。
川崎区役所予算は前年度に比べ0・8%の増。このうち「地域資源を活かしたまちづくりの推進費」には2300万円を計上。江戸風意匠の街並みづくりを進めるほか、富士通スタジアム川崎でのアメフット試合の区民招待を企画する。「子育て支援」は999万円で、不登校、ひきこもりなどで悩む子供と保護者が相談できる「こどもサポート旭町」の週4日開所に取り組むほか、日本語を母語としない子どもや保護者の通訳、翻訳支援を実施する。「防災」は外国人市民を対象にした防災訓練や鶴見区、幸区と連携した訓練に取り組む。「道路の維持補修」には7億4900万円、「公園緑地や街路樹の剪定などの維持管理」には1億8800万円を計上した。
一方、川崎区関連の事業では川崎駅周辺の整備に58億3500万円(前年度比21億円増)を計上し、2017年度中の供用開始を目指すJR川崎駅北口自由通路の整備のほか、京急川崎周辺地区のまちづくりにも取り組む。
臨海部の活性化は97億円(前年度比39億円)で羽田連絡道路の整備、臨港道路東扇島水江町線の整備、浜川崎駅周辺の戦略的な土地利用の推進を図る。
水害対策は53億円を計上し、このうち大師河原貯留管の整備に費用を充てた。渋滞対策では、京急大師線の連続立体交差化の推進に取り組む。
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