川崎鶴見臨港バス(田中伸介取締役社長)は18日から、一般路線全線で利用できる定期券(通勤・通学・小児)の発売価格を引き下げる。同時に紙式定期券を廃止し、PASMO、Suicaに定期券情報を記録したICカード定期券に統一する。18日以降も、現在利用中の定期券は有効期間内は利用できる。
臨港バス全線の通勤定期6カ月5万1950円だったものが、4万9680円になるなど、4・4%から10%の値下げとなる。
これまで同社全線定期券は8年前からICカード化されていたが、川崎市内全線定期券、横浜市内ゾーン定期券は紙式のみだった。高まるICカード化への要望に応え、なおかつ値下げをすることで定期券購入のメリットを高め、同社のバス利用者を増やしたい考えだ。
同社によれば、1年間有効の通学定期券は高額のうえ紙式のため再発行が不可能だった。そのため再発行可能なICカード化への要望が特に高かったという。
現在ICカードの使い方についての質問が多く寄せられており、紙式定期から変更となる人への更なるPRが必要だ。
担当者は「定期券の再発行が出来るようになりました。また1枚のICカードにバス・電車の定期券が入りますので、これからはICカード1枚でどこへでも行けるようになります」とIC化のメリットを訴え、利用を呼び掛ける。
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