川崎市は、ヒップホップをはじめとした「ストリートカルチャー」やBMX、スケートボードなどの「エクストリームスポーツ」といった若者文化を生かしたまちづくりを進める。今月23日には基本方針の素案(たたき台)を示し、市民意見を受け付けている。
ヒップホップ、BMXなど
市によると、愛好者人口は定かでないとしつつも「ストリートカルチャー」や「エクストリームスポーツ」が市内で盛んに行われているという。ストリートカルチャーでは「世界トップクラスのダンサーが武蔵溝ノ口駅前で日々練習を重ね、新たなコミュニティーが形成され、「聖地」となっている。
2020年の東京五輪には、スケートボード(ストリート・パーク)が競技種目として追加され、BMXが正式種目として採用。こうした追い風を背景に、市では「若者文化を発信するまちづくり」を進める。若者文化に着目したまちづくりは「市史上初の取り組み」と市は説明する。
素案では、大師河原公園スケートボードパーク(川崎区)のような施設の整備を既存の公有地で検討。子どもや初心者からトップ選手まで楽しんだり練習に励むことができるとしている。競技大会開催の際には、後援や協力、費用負担なども行い、ネットワークやコミュニティーづくりの支援を行う。
パブリックコメントは9月26日まで受け付け。意見集約した上で、今年度中に基本計画を策定していく。
素案は市ホームページ、各区役所や支所、市民館、図書館などで閲覧できる。意見はファクスやメールなどで受け付けている。問い合わせは、同市(【電話】044・200・2347)。
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