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県タクシー協会川崎支部 NPO協力で障害者支援 UD車両普及を後押し

社会

掲載号:2019年7月19日号

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「UD車普及の一助に」と関支部長
「UD車普及の一助に」と関支部長

 身体、知的などの障害のある人が付き添いなしでも外出できるよう、県タクシー協会川崎支部が市民団体と配車での受け入れを6月から開始した。支部ではUD(ユニバーサルデザイン)タクシーの普及を進めており、車両活用の一手として障害者支援サービスを導入する。

 同支部と幸区のNPO法人「はたらくらす」が始めた障害者の移動支援サービスが「かれんタクシー」。乗車を希望する車いす利用者や知的障害者らが事業者と面談、双方が合意した後に配車サービスを受けることができる。はたらくらすは事前に希望者の障害度合いや乗降車時に必要な支援を把握し、タクシー会社を選定する。

 UDタクシーは通常運賃での営業に加え、車いす利用者の乗降等も可能な次世代車両。来年の東京五輪、パラリンピック開催を前に国が普及を進めているが、川崎市では1999年に県内初のUDタクシーが導入されている。同支部では今年度中に市内を走る加盟タクシーの1割超となる140台以上がUD仕様になる見込みで、今回の支援サービスは同車両活用策の一つとなる。

当事者 相互理解へ

 市内では川崎支部加盟25社でサービスの受け入れ体制を調整中。現時点では身体障害のある高津区の1世帯が試行的に利用登録するにとどまる。同支部では事業者側の体制が整い次第、サービス周知を強化したいとしている。横浜市内で同様のサービスを行うNPO法人理事長は「当事者同士の面談は両者にとって不安なこと。仕組みを知ってもらい、勉強会や試乗体験で互いに理解を深めるべき」と話す。

 県によると、移動が困難な要介護認定者や身体障害者手帳交付者、知的障害者は県内で2006年度の53万7480人から17年度は80万4926人まで増加。同支部長の川崎タクシーグループ・関進社長は「誰でも安全・安心に外出できる社会を目指し、実績のある事業者が支援していく必要がある。UDタクシーを活用し、障害者のほか高齢者や子育て世代の支援も考えていきたい」と話している。

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