川崎区・幸区版 掲載号:2019年7月19日号 エリアトップへ

「異形のアーティスト」として活躍する 友川 カズキさん (本名 及位(のぞき)典司(てんじ))幸区都町在住 69歳

掲載号:2019年7月19日号

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モットーは「先行一車」

 ○…弦一本、筆一本…歌手として、詩人、エッセイスト、画家として、走り続ける。先月には20代から現在に至るまで手掛けた詩や随筆などをまとめた『一人盆踊り』(ちくま文庫)を刊行。秋には俳優としてドラマ出演も控える。多彩な才能には脱帽だが「食えなくて、いろいろやっているだけ」とおどけてみせる。無類の酒好きで「大穴狙いの競輪愛好家」としても知られる。自由を謳歌し、結婚後も単身生活を送る。「異形のアーティスト」と呼ばれるゆえんだ。

 ○…秋田県出身。能代工高時代は「2年生からマネージャー」というものの、バスケットボールに打ち込んだ。集団就職を機に上京し、20代前半から川崎で生活する。建設労働者の傍ら、詩作を書き続け、1974年にレコードデビュー。1977年に発表した『生きてるって言ってみろ』をはじめ、歌手ちあきなおみさんの名曲集『微吟』に収録されている『夜へ急ぐ人』の作詞作曲も行った。『トドを殺すな』はその後、お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さんによって再び脚光を浴びた。その影響もあり、ステージには多くの若者が足を運ぶ。ライブでは紙上で語れないような「本音トーク」も受けている。

 ○…競輪愛好歴は、ざっと30年。15年ほど前には、家賃5万円を使い、280万円勝ったことも。「一度たりとも同じレースはない」のが競輪の魅力。そんな背中を見てきた次男は競輪専門紙の記者になった。

 ○…川崎競輪場のある川崎東口に住まいを構えたら「飲み歩いてしまう」からと幸区に住み続ける。

モットーは、決して逃げるわけでもない、自分の好きなようにレースをする「先行一車」。26日には川崎競輪場で脚本家加藤正人さんとレース展開など競輪の奥深さを語る。

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