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公開日:2019.09.13

市が社会実験
ルフロン前に街角ピアノ
あす14日から3週間

  • 教文で使われたピアノを活用

 道行く人をはじめ、誰もが気軽に演奏できる「ストリートピアノ」が今月14日から3週間限定で川崎駅東口の商業施設「川崎ルフロン」前広場に設置される。市教育文化会館で長年使用されてきたピアノを活用する。

 市が川崎駅東口前広場で実施する社会実験の一環として、10月6日まで行われる。

 ストリートピアノは、商店街や駅などの公共施設に不要になったピアノを設置し、誰もが自由に弾くことができる取り組み。全国各地に広まりを見せ、神奈川県内では横浜市などで行われている。

川崎市によると、市でのストリートピアノは今回が恐らく初めてだという。

市ではストリートピアノを通じて、「街の賑わいや様々な人のコミュニケーションが生まれる」ことに期待を寄せる。

 市教育文化会館で長年使われたピアノを活用。同会館には川崎区出身の故坂本九さんをはじめ、川崎に縁のある音楽家が足を踏み入れている。「そうした場所にあったピアノに思いをはせ、親しんでもらえれば」とも市の担当者は語る。ピアノを身近に感じてもらうために期間中、ピアノにデザインを施すペイント体験会も行われる。

 市は実験後、様々な課題を洗い出す。また、今回使用されるストリートピアノの活用法も検討。設置を希望する商店街や協力者に引き継ぐこともあるという。

 実験期間中、トレーラーハウス型の図書スペースの開設や週末には、飲食が楽しめるキッチンカーも登場する。開催時間は午前11時から午後9時。雨天時は中止。

 実験の詳細は、 https://www.facebook.com/shakai.jikken.fes/で確認できる。

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