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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2019.09.13

幸区を拠点に、地元カフェや市内介護施設などでオカリナ演奏を行う
中村 純子さん
幸区鹿島田在住 58歳

柔和な笑みに情熱宿す

 ○…幸区鹿島田を拠点に、地元のカフェの一角で月1回、趣味のオカリナを披露している。市内の介護施設や地域のイベントにも積極的に参加し、時には県外の発表会へ赴く。クラシック、歌謡曲、演歌、童謡、流行歌までレパートリーは豊富。一貫するのは「目の前にいる人に合わせた演奏をすること」。子連れの人がいたら童謡、若い世代がいたら流行りの曲など、選りすぐりの一曲を奏でる。

 ○…オカリナ歴は10年になるが、人前で演奏を始めたのは2年ほど前。「町の人が集まるカフェの雰囲気を見て、BGMを吹くのに良いと思って」、カフェに演奏の話を持ち掛けた。前に出るタイプではないが、人を喜ばせるのは大好き。オカリナを好きになったのも、聴く人を包み込むような柔らかい音色に惹かれたからだ。生涯学習講座の教室から始めたオカリナも、習ううちにより専門的に吹きたいと思うようになり、現在はプロオカリナ奏者・みるとさんにレッスンを受けている。

 ○…生まれも育ちも幸区。幸区内で20年ほど、幼稚園教諭や保育士として勤め、現在は古市場の子育て支援センターで非常勤職員として勤務する。2人の子育て経験を持ち、かつては中原区平間で仲間と自主保育グループを運営していたこともあるバイタリティーの持ち主だ。

 ○…その場の空気感を大切にしており、人前で演奏するときは楽譜を一切見ない。「観客さんの好きな曲をその場で吹けるととても喜んでくれる。吹ける曲数を増やしつつ、アレンジを加えて演奏できるようになりたい」と意気込む。カフェでの演奏を機に地域に仲間も増えた。「最近、夢見ヶ崎を舞台にした絵本の読み聞かせ用に、伴奏の作曲にも挑戦しました。地元で活動する人たちをオカリナで応援できたら」

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