神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2019年10月18日 エリアトップへ

日蓮宗 了源寺の住職に就任した 永田 行雄(ぎょうゆう)さん 幸区北加瀬在住 49歳

公開:2019年10月18日

  • LINE
  • hatena

伝統と時代性を大切に

 ○…先月30日に了源寺の第27代目住職に就任した。就任の儀式である法灯継承式を終え、「住職とはお寺の代表。それまで寺を支えてきた26人の先代たちがつないでくれた歴史を、次の世代につなげる使命がある」と気を引き締める。404年の歴史を持つ了源寺。これまで寺を支えてきたのは「何千、何万の檀家さんがいてのこと。たくさんの方の思いがこの寺に詰まっているという重みを胸に、勤めを果たしたい」と語る。

 ○…幸区北加瀬出身。同寺の長男として生まれた。大学3年生の時、日蓮宗の正式な僧侶となるための修行「信行道場」を完遂。山に入り35日間、朝は4時から夜は11時まで水行や読経などの修行を行ったのは思い出深い。その後100日間の荒行など、より過酷な修行も経験したが、「初めての信行道場が一番辛かった」。辛い修行をやり抜いたことが、後の自信につながったという。

 ○…学生時代はバンド活動にも打ち込み、ドラムスを担当した。「毎週のようにCDショップに通い、当時流行していたLOUDNESS(ラウドネス)などをよく聴いていました」と懐かしむ。同じバンドでボーカルをしていた弟は、幸区で現在、音楽スタジオを営む。今ではめっきり演奏しなくなったが、「ドラムで鍛えたリズム感が、もしかすると木魚に生かされているかもしれません」とほほ笑む。

 ○…寺の伝統を守る部分と、時代に即して柔軟に変えていく部分の両立を目指す。そのためには「地域で寺に対してどんなニーズがあるかを受け取る」ことが重要といい、檀家とのコミュニケーションを密にしていきたいと話す。地域住民に開かれた寺として、恒例の花まつりや御会式を開催していくほか、現在は行えていない「夏の盆踊りもいつかできたら」と語る。

川崎区・幸区版の人物風土記最新6

村上 健二さん

川崎消防団長に就任した

村上 健二さん

川崎区日進町在住 73歳

5月3日

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

加藤 和男さん

3月19日付けで川崎警察署長に就任した

加藤 和男さん

川崎区在住 59歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

少年消防クラブ指導者として総務大臣表彰を受賞した

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

川崎区桜本在住 78歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月9日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook