川崎区・幸区版 掲載号:2019年11月8日号 エリアトップへ

交通遺児チャリティー「つくし会」の代表を務める 石塚 昌夫さん 幸区南加瀬在住 60歳

掲載号:2019年11月8日号

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地域を繋ぐ慈善の心

 ○…「つくし会」はかつて父親がやっていたボランティア団体の名を継承したものだ。子どものころ募金のお礼にもらったはがきは50年たった今も大切に取ってある。「父の姿を見ていたので、何かしらのボランティア活動をしたい思いはあった。義弟の死が交通遺児チャリティーのきっかけになった」。2003年のバザー開始時は5年も続けばと思っていたが、仲間からの後押しもあり、気づけば今年で17回目を数える。

 ○…1997年4月、義弟が交通事故で亡くなった。甥の小学校入学式を目前にしての悲劇だった。子どもがいなかったこともあり、甥や姪に対しては我が子のように接した。保育園の送り迎えや、キャッチボールをしたりもした。小学校の授業参観で一緒に給食を食べることになり、苦手な玉ねぎを食べる羽目になったことも懐かしい思い出だ。

 ○…中学生になった甥に「もう子どもじゃないから、これまで周りにお世話になってきた分、恩返しをしないか」と提案し、バザーを開始。当初は建設業関係の仕事仲間の手伝いが多かったが、徐々に近所の人たちの手伝いが増え、今では約70人の仲間の多くが地域の人だ。募金集めも大事だが、今は仲間と活動することが大切だと感じている。「隣近所との付き合い方も変わってきた。何かあった時に助け合えるのはご近所さん。その近所づきあいを作るきっかけになっていると思う」と活動の意義を語る。

 ○…幸区戸手で生まれ、南加瀬で育った。家族は父と妻。週末は御朱印集めで近郊の神社仏閣を巡る。約3年で10冊近い御朱印帳になったが、趣味ではないと言い張る。「奥さんに付き合ってるだけだよ」と言いながら御朱印を眺める目は楽し気に笑っていた。
 

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