日本赤十字社神奈川県赤十字血液センターは来月から、かわさきルフロン献血ルーム(川崎区日進町)で「お子様見守りサービス」を始める。「子ども連れでも献血したい」という市民の声がきっかけ。「献血を諦めていた親御さんにも来てほしい」と協力する川崎区赤十字奉仕団は期待を寄せる。
このサービスは、生後6カ月から小学校就学前までの子どもを持つ親が対象。親が献血している間、無料で子どもを預かってもらえる。
昨年夏、日本赤十字社川崎市地区の本部長である福田紀彦川崎市長が地域の催しに参加した際、「献血はしたいが子どもが小さく協力できない」という子育て中の市民から提案を受けたことをきっかけに実現した。
子どもの見守りは、保育士や保育の経験者を抱える(一財)川崎市保育会、献血活動の推進やPRを行う川崎区と幸区の赤十字奉仕団が務める。
実施にあたり、川崎区赤十字奉仕団の横山俊夫委員長は「始めは団内でも自分たちにできるのか心配する声があがっていたが、社会貢献のため、新しいことにチャレンジすることが重要ではと訴え、皆さん協力してくれた」と語る。
同ルームの松田真一所長は「育児中は社会との接点が薄くなってしまうと聞きますが、献血で立派な社会貢献ができる。長時間の育児で煮詰まってしまった方にとって気分転換になれば」と参加を呼びかける。
初回は4月9日(木)、それ以降は9月までの毎月第2木曜日、午後1時から4時に行う(受付は3時まで)。予約不要。
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