川崎区・幸区 文化
公開日:2021.05.21
6月6日まで
旅情詩人の神奈川風景
川崎浮世絵ギャラリー
JR川崎駅北口近くにある「川崎浮世絵ギャラリー〜斎藤文夫コレクション〜」で『川瀬巴水(かわせはすい)と新版画』展が6月6日(日)まで開かれている。
大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水は、当初画家を志し、27歳の時に鏑木清方の門人となった。やがて同門の伊東深水の風景版画『近江八景』に感銘を受けて版画制作に向かった。「全国を自分の目で見て体験した風景を描き、『旅情詩人』とも称された」と斎藤文夫さんは解説。生涯に600の作品を残し、米アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏が収集していたことでも知られる。
今回は神奈川をテーマにした風景画を中心に全76点を展示。東京二十景『矢口』は大田区矢口付近から対岸の川崎の風景が広がる様子や砂利採掘用の船を描いた作品。代表作の『馬込の月』も鑑賞できる。
このほか、故ダイアナ英国元皇太子妃が執務室に飾っていた吉田博の版画や『生麦の夕』などを描いた石渡江逸の作品も展示。「小さな旅行を目で楽しんでいただければ」と同ギャラリーの学芸員・蛭田裕紀子さんはと語る。
■川崎浮世絵ギャラリー〜斎藤文夫コレクション〜 開館時間午前11時から午後6時30分 月曜休館。入館料500円 高校生以下無料 【電話】044・280・9511
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