川崎区・幸区 人物風土記
公開日:2021.10.15
全日本ベテランテニス選手権の男子85歳以上ダブルスの部で優勝した
高田 健二さん
幸区神明町在住 85歳
元気の秘訣は好奇心
○…日本テニス協会主催の最高峰の大会、全日本ベテランテニス選手権大会で念願の初優勝を果たした。昨年まで80歳以上のクラスでは1回戦敗退続き。「今年は85歳以上のクラスで一番若いから最大のチャンスだと思っていた。同じ年のペアとの息もぴったりだった」と笑顔を見せる。
○…テニスを始めたのは30歳の頃。会社のテニスクラブがきっかけ。当時は仲間内での遊びでろくにルールも知らなかった。現役を退き68歳で近所のテニススクールに入会。公式審判員(C級)の資格を取り、ジュニアや実業団の大会審判で試合運びなどを学び、次第に勝てるようになっていった。全国各地の大会や、海外での国際大会にも参加し、2018年にクロアチアで開催された世界国別対抗戦では日本代表にもなった。テニスの魅力は健康の維持とたくさんの友人が出来ること。「オーストラリアや台湾にも友人がいるよ」と自慢げ。
○…幸区神明町で生まれ育った。子どもの頃は今の南河原公園の辺りが池でヘビ、ザリガニ、食用ガエルなどを捕って遊んでいた。小学4年生で終戦。川崎大空襲も経験し、二ヶ領用水に布団をかぶって避難して九死に一生を得た。中学、高校時代はバレーボール部。三菱石油(現ENEOS)入社後も実業団で活躍した。
○…定年退職後は町内会や、家の前のさいわい緑道の管理など、地域活動にも積極的に取り組む。「現役時代は仕事ばかりだったので、少しは地域に恩返ししないと」。ウクレレや英会話も定年後に始めた。自宅は2世帯住宅で、娘家族と暮らす。息子家族も近所住まいで賑やかだ。テニスに地域活動にと忙しい日々を送るが「家族の応援あってのこと」と感謝の言葉を口にする。
ピックアップ
意見広告・議会報告
川崎区・幸区 人物風土記の新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











