川崎区・幸区版 掲載号:2021年11月19日号 エリアトップへ

【Web限定記事】川崎市自閉症協会の代表理事を16年間務める 明石 洋子さん 幸区在住 75歳

掲載号:2021年11月19日号

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息子の笑顔のため、走る

 ○...今年度を最後に代表を退く。長年取り組んできた自閉症への理解を深める地域活動には一定の手応えを感じている。言葉による指示が通じにくいなどの特徴がある自閉症の息子と実践してきた「本人の意思を尊重する子育て論」は、たびたびメディアで紹介され、著書も多数執筆している。60代で受賞した厚生労働大臣賞が「一番感激した」と語る。

 ○...わが子が重度の自閉症と診断された時は29歳だった。水やトイレに執着がある息子は幼少時、近所の家に勝手に入ってはトイレの水を流して回るため何軒も謝って事情を説明。「これはもう取扱説明書を書いて渡そう」と思い付き、手紙を配って歩いたのが懐かしい。その後、息子が高校進学やごみ収集車に乗って働くことを意思表示するたび、二人三脚で受験勉強に励んだ。定時制高校入学、公務員試験合格など親子の努力は実り、現在は夢見ヶ崎動物公園の職員として働く。

 ○...学生時代を福岡で過ごし、九州大学薬学部を首席で卒業するほど成績優秀だった。高校の同級生だった夫との結婚を機に川崎へ。当時の自分を「学歴主義で、子どもも偏差値の高い学校に入れるべきと考えていた」と振り返る。息子の診断に絶望した時もあったが、前向きな行動力を発揮。障害者支援のボランティアを通して当事者の気持ちを学び、社会福祉法人を立ち上げ、地域で自閉症の人の居場所づくりに励んだ。

 ○...「息子のおかげで視野が広くなった。価値観も変わり、人という財産をもらった」と半生を振り返る。原動力はわが子の笑顔。今後は、自閉症の人が親亡き後にも望む暮らしができることを目指す。「法律の整備なども必要。障害者本人が地域で笑って過ごせるよう、社会を変えたい」

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