衆院選 2021 当選議員に迫る1 (全3回) 「第6波への備え急務」 田中和徳氏(72)自民党/神奈川10区
川崎市議時代から38年、衆議院議員として丸25年の実績を重ね、9期目の当選を果たした。新型コロナが流行し始めた当時は復興大臣で、以降も党役員を務めていた状況下で地元での活動は制限。「行事も中止となり地域の方との接点が持てず、駅前での街頭演説も行えず、厳しい選挙戦だった」と振り返る。
国政での優先課題は、コロナ第6波への備えだ。「感染が広がる国がある中、3回目接種の適切な実施は急務。ワクチン各社の特徴を把握し、国民の理解が得られる説明責任を果たす必要もある」と強調。命と生活を守るには経済発展も不可欠。「医療や社会福祉の財源も不足している。歳入が伸びないとコロナ対策すらできなくなる」
日本の経済を牽引してきた川崎市の将来も不安視する。「ものづくりやハイテク企業がリードしてきた川崎だが、JFEの問題、コロナの影響もある。海外からの企業誘致など新たな発想も求められる」。国民の所得を上げることも責務だ。
犯罪を減らすため、責任者として議員立法で成立させた「再犯防止推進法」は着実に成果を上げる。一般刑法犯の認知件数は2002年の285万件超から、昨年は約61万件へと大幅に減少。「世界一犯罪が少ない国、住みやすい安全安心な街」に手応えをつかむ。
政治家の原点は「川崎の置かれている立場や思いを国政に反映させる決意」。今も人口が増え続け、多様化する世代ニーズを受け止め、市の行政も支援していく考えだ。
最近の関心事は歴史と宇宙。「日本人のルーツや人類誕生前からの地球環境も興味深い」。科学技術振興議連DFD研究会会長として、書籍や映像などで研さんを積む。
党国際局長などを歴任し、公務で訪れた国は99カ国に及ぶ。「パプアニューギニアは古き良きものが多く残る素敵な国。百カ国目はどこになるのかな」と微笑んだ。
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市政レポート
議会運営委員会委員長 大都市税財政制度調査特別委員会委員長自民党 川崎市議会議員(幸区) 野田 まさゆき
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