川崎区・幸区 教育
公開日:2022.04.01
「地域医療の中核を育成」
市立看護大学で開学式
4年制の川崎市立看護大学(幸区小倉/坂元昇学長)4月開校に先駆け、3月26日、看護短期大学講堂で開学セレモニーが実施された。
式典には福田紀彦市長、市議会議員、医療団体関係者、同大職員、市職員ら約120人が出席。福田市長は開設者としてあいさつに立った。開学準備に奔走した大学職員や医療関係団体、後押しをした市議会に対して感謝を述べた。
坂元学長は入試倍率が高かったことに触れ、「優秀な学生が全国から集まった。将来、地域医療の中核となる人材に育てていく」と意気込んだ。市民の手で看護師を育てる市民参加型大学を標榜し、「地域医療に貢献し、市民に愛される大学を目指す」とも語った。
開学後、模擬患者として授業に参加予定の小倉中町会長の土倉護曜さんは、「学生に注意を与える際、心を傷つけないよう、やさしく、かつ適切に指摘できるよう、しっかり演技したい」と話した。また町会長として「これを機に、大学との連携を深め、地域の活性化を図りたい」と期待を込めた。
新しい校章が入ったユニホームを着た4月からの新入生も登壇。市立幸高校出身の新野七海さんは「地域の皆様の期待に応えられるように頑張りたい」と抱負を語った。
同大の前身は1964年開学の川崎市立高等看護学院。95年に短期大学となった。これまでに約6千人の看護師を輩出してきた。
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