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川崎区浅田神領さん ミニカー撮影、ごみ背景に ポイ捨て防止呼びかけ

社会

掲載号:2022年6月24日号

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自慢のミニカーを手に笑顔の神領さん(上)ごみとミニカーをスマホで撮影(右下)草に埋もれたごみも拾う(左下)
自慢のミニカーを手に笑顔の神領さん(上)ごみとミニカーをスマホで撮影(右下)草に埋もれたごみも拾う(左下)

 川崎区の産業道路沿いでごみ拾い活動をする神領(しんりょう)龍生(たつき)さん(20・浅田4丁目在住)。ごみ拾いをしながら、趣味で集めているミニカーとごみを1枚の写真に収め、ツイッターなどに投稿する。ごみを捨てる人が一人でも減ることを願いながら活動を続ける。

 今年4月から、週に4日以上、ミニカー、30リットルのポリ袋2枚、軍手、マジックハンドの4点セットを手に産業道路沿いのごみを拾う。毎回の活動時間は約1時間。ごみを見つけると、近くにミニカーを置き、ごみと一緒に地面すれすれの位置からスマートホンで撮影。その後、普通ごみと、ペットボトル・空き缶などを分けて収集する。歩き拾った後は再度振り返り、ごみが残っていないかを確認する。数歩ごとにごみがあるため、なかなか前には進まない。浅田4丁目付近の清掃活動では5メートルも進まないうちに、4度、ミニカーが登場した。「効率は悪いですけど、ゲーム感覚でやってます」とあくまでマイペースだ。

 神領さんは、昨年10月、川崎駅周辺で初めてごみ拾いのボランティア活動に参加。ほぼ同時期に、祖父から町内会の清掃活動で産業道路沿いのごみ拾いに誘われた。参加者のほとんどが高齢者で、腰をかがめる辛い体勢を見て、若い自分がやらなければと決意。一過性ではなく、自分らしく、継続的に活動するために、好きなミニカーを活用することを思いついた。ミニカーはアメリカの玩具メーカー、マテル社のホットウィールというミニカーブランドのもの。小学生の頃から集めて、今は500台ほど保有している。ごみ拾いに持ち出す車を決めるのはその日の気分によるという。一番のお気に入りは『ケーニグセグ』というスウェーデンの超高級車で、高校2年の時に手に入れたものだ。

 たばこの吸い殻・箱、ペットボトル、空き缶、コンビニの袋に詰められたごみが多いという。中には、炭酸のペットボトルの中にたばこの吸い殻が入った「たちの悪い」ものもある。破裂の恐れもあるため、中身を出すが、ふたを開けた時の悪臭は耐え難いという。ごみ拾いが嫌になることもあるが、今は「きれいにしたい」気持が勝っている。「バスの中から『お疲れさん』と、年配の方に声を掛けられたときはうれしかった」と笑顔を見せる。

 現在、ツイッターのフォロワー数は約500人。ミニカーに興味のある人が多く、新しいミニカーの情報や、写真に出ているミニカーについてのコメントがほとんど。それでも一人でも多くの人にごみのポイ捨ての現状を知ってもらい、ポイ捨てをしている人にはその「恥ずかしい行為」に気付いてもらいたいと願う。また、ごみ拾いに興味を持った人には、同じような活動を他の場所でも始めてもらえればと思っている。

 神領さんの活動はツイッター(https://mobile.twitter.com/areabhm)やインスタグラム、フェイスブックなどで見ることができる。

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