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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2023.01.06

カワスイ 川崎水族館館長を務める
岩岡 千香子さん
川崎区駅前本町在住 45歳

寝ても覚めても動物漬け

 ○…昨年8月に館長に就任し、小さな子どもから年配者まで楽しめるカワスイへ変身させようと奮闘中。手始めに水槽前に掲げていた魚紹介のための二次元コードをなくし、誰でも魚の名前が分かるように魚銘板を設置した。楽しさの演出に職員の手描きパネルも用意。「お客さんも生物もスタッフも笑顔になる館にしたい」と意気込む。

 ○…長崎県出身。幼少からザリガニ、メダカにはじまり、イグアナ、プレーリードッグといった変わり種や、犬など約30種の生き物を飼ってきた。近所では名の知れた動物好きで、19歳の時に佐世保の動物園に誘われ飼育員の道へ。アルバイトで水族館でも働くようになった。当時、飼育の世界は男社会だったが「差別されるのが嫌で力仕事でも何でも男性と同じようにやってきた」と振り返る。26年のキャリアを積み、昨年春にカワスイに誘われた。「チャレンジするのは嫌いじゃないし、動物も魚も経験があるので、役に立てると思った」と話す。

 ○…体を動かすことが好きで、小さい頃から水泳を習い、中学の部活で陸上、高校では柔道に打ち込んだ。川崎に来る前はトレーニングジム、ボルダリング、ジャザサイズというダンスフィットネスに通うなど体力には自信がある。今は運動不足だが、飼育の現場で解消する。「飼育は体力勝負なんです」と笑う。

 ○…川崎に来て4カ月。長崎の自宅で飼う犬の世話を知人に頼んできた。月に1度は帰るが、心配をよそに知人になついている愛犬に少し寂しさを感じる。「今はマンション暮らしで動物が飼えない分、カワスイの生き物たちに愛情を注いでいる」と職場でペットロスを解消。今気になる場所は夢見ヶ崎動物公園。仕事柄もあるが、動物好きとして見逃せない。

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