川崎区・幸区 コラム
公開日:2023.08.04
川崎競輪場 魅力紹介コーナー
九ちゃん通信
幸区出身中村選手が初V
川崎競輪場をホームバンクにする中村美那選手(L級1班)が6月6日、宇都宮FII(ミッドナイト)レースで初優勝を飾った。中村選手は幸区戸手出身。市立西御幸小、御幸中から県立川崎工科高を経て、競輪の世界に入った生粋の地元育ち。優勝を受け中村選手は「毎回、横断幕を掲げて応援してくれるファンのためにも頑張らねば」と力を込める。
中村選手は2020年5月15日にデビューし、これまでの出走回数は280回(7月28日時点)を数える。今年は決勝戦のレースに出る回数を増やし、優勝することを目標に掲げる。悲願の優勝を決めると、友人や知人からたくさんのお祝いメッセージが届いたが「まだ1回の優勝」と自身はいたって冷静だ。
とはいえ、力をつけている実感はある。宇都宮のレース直前に師匠の東龍之介選手らと行った練習では、師匠の走りについていくことができた。「強くなっている」と師匠から言われたことがうれしかった。中村選手は「12月のレースまで走りきることが当面の目標」という。
川崎競輪場関係者によると、同競輪場へ練習に顔を出す頻度は、所属選手の中でも抜群に高いのが中村選手という。「頑張っているからこそ、応援したくなる。いろいろなレース展開はあるが、落車を恐れずに攻めの姿勢で戦えば結果が出るはず」との声も聞かれる。
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